正社員塾講師の給料は?

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塾業界での給料の決定の仕方ってご存知ですか?

うまい授業をして、生徒のやる気を出して、学力を上げて、成績を上げて、志望校に合格させる。
その結果として、評判が良くなり、頂くお給料の額も上がっていく。
というのは真っ赤な嘘です。

すみません。ちょっと言い過ぎました。
ですが嘘ではないにしても、全面的な真実でもありません。一部の大手予備校のようにマスプロ式の授業形式を取るところか、もしくは大手塾で生徒数が沢山おり、授業のコマ数が沢山確保できるところくらいでしょうか。

塾業界の収益システム

塾業界は、何か有形財を販売して収益を上げるのではありません。
教育をテーマに学習指導という無形のコンテンツを提供する産業です。そして収益を確保するためには、生徒数を確保することが第一優先になります。生徒数を確保することが唯一の収益システムです。志望校に合格させることは塾屋の一つの軸ではありますが、それだけでは会社組織を維持していくことはできないのです。極論してしまえば、志望校に合格させることそのものでは、収益は発生しません。(もちろん、志望校に合格する生徒が増えた結果として、生徒数が増えて収益が向上することが本質ではありますが。)そのため、志望校合格だけでなく、生徒を確保するというのが大切になります。

この公式こそ、塾業界の売上高を決める公式です。
合格させたかどうかは、直接的には関係してこないのです。(もちろん生徒数を決める評判に関わってきますが・・・)

このようにして、必ずしもお給料が1次関数/2次関数的には増えていきません。

塾講師の給料明細|年収はどのように決まる?

塾講師は一般的に、初任給が高めに設定されています。およそ20万円から25万円ぐらいの間に初任給が設定されているように思います。その一方で、給料の上がり方は比較的なだらかになります。年収ベースで初任給350万円ぐらいでしょうか。(内ボーナス年2回で60万ぐらい)

30台で年収ベース500万円ぐらいで、月給ベースで30万ちょっとぐらいが相場と思われます。

もしこれ以上のお給料を望まれる場合は、大きく3つのパターンがあります。

塾業界で高い給料を稼ぐ方法

では、どのようにすれば最初から最初から高いお給料を稼げるのでしょうか。
それは入社前の、雇用契約時の段階で大枠が決まっていると思われたほうが良いでしょう。その上で、現場にいるのか管理職になるのかといった、塾でのキャリアプランの描き方で大幅に生涯年収は変わってきます。

塾業界では、会社が違ったとしても、そこまで大きく業務内容は変わりません。
集団であれば、模擬授業の回数が増えたり、科目ごとのミーティングが多かったりするかどうか。
個別であれば、事務作業の量が変わってくるかどうか、といったところ。
あとは、会社の違いで経営方針、指導方針、教育理念が変わってくる程度です。

そのため、ある意味同一労働同一賃金的な業界です。

そして、昨今ではお給料の上がり方が、特に鈍化しています。
年齢に応じてお給料が上がることはもちろんあります。ですが、それでも年で数千円から1,2万程度。だから、10年やっても月給で+10万いくかどうかぐらいというのが相場だったりします。

間違いなくやりがいは大切です。自分の教えた生徒が、学んでいきたい分野へとしっかりと進学していき、そして、次なる日本の礎を築いていく人材へと成長していく、その架け橋になることは
何事にも変えがたいやりがいだと私は思っています。

しかしながら、やりがいと自分の生活を守るためのお給料とは別問題です。
やりがいはあるけれど、自分の生活もままならない、では日々の授業に対しての構え方、モチベーション、生徒と接する気持ちがどんどんどんどん落ちていきます。

それでは、せっかく崇高な思いをもって業務に携わろうとしているのに宝の持ち腐れになってしまいます。半年後、1年後、10年後のあなた自身を守るために、あなた自身が最初から、どういった塾に入社して、どのようなキャリアプランを描いていくか選ばねばならないのです。

役職・地位・ポジションを上げる

役職手当の部分を大きくするか、ボーナスを増やすか、基本給を高める必要があります。基本給は一般的に塾は高くならない性質があります。そのため、前の二つを狙うことになります。デキル仕事を増やしていきましょう。


塾業界のお仕事は、教えるだけではなくなりつつあります。昨今の業種形態の変動やM&Aなどの影響でドンドン会社組織というカラーも強くなりつつあります。それに伴い当然ながら求められるスキルや経歴も変わってきますし、更に言うと様々なポストが生まれてくるということです。

それによって役職がたくさん生まれます。

高度に専門化する

高度に専門化することで、塾・予備校内で独自ポジションを築けるようになります。これは一般企業とも同じような感覚です。数学の成績向上は任せろ!や中学受験科目は私の専門!といったようにすることで、発言力も増してくるでしょう。

地域での評判にも繋がってきますので、職務・職能手当が増額されるケースが増えてきます。

複数のポストをかけ持つ

塾・予備校は生徒さんに授業するだけというイメージをお持ちの方も多いです。ですが、実際には生徒募集の営業・マーケティング、退会防止のためのリテンション施策、WEBマーケティング、業者・ベンダー折衝・保護者との折衝、生徒さんの宿題管理の事務作業、授業料収受、チラシ作成、プリント作成、電話掛け、アルバイトさんの管理・指導などなど。

たくさんの業務が発生します。そういった作業を当然一人ですべてはこなせません。ですので、授業をする傍ら、校舎長・教室長のサポートやそういった領域での専門性を磨いていくのも大きなキャリアアップに繋がります。

副業をする

塾講師は、大手塾の正社員であれば副業を禁じられている場合があります。ただ大手の場合はポストも多く、給料の決まり方も分かりやすいためキャリアプランは比較的描きやすいと思われます。できるかぎり、上記記載の役職・地位・ポジションを上げる手法を選ばれた方がいいかもしれません。

ですが、中小規模の塾であれば、どうしても日々の教室運営から生徒募集だけで精一杯というところも多いのです。私が昔いた小さな塾は本当に青息吐息でした。ぶっちゃけ、ここいたらヤベェすぐ抜けなきゃ!ってなものでした。塾講師志望の方は、出来る限り大手から順繰り選ばれたほうが無駄が無いと思います。

特に、2020年現在では10年前よりももっとM&A(企業間吸収合併)が進んでいます。それによって、徐々に寡占的な市場になってきています。少子高齢化によって、中小零細塾はもちろん大手塾でさえも事業継続が困難になりつつあります。そのため、大手塾の中でも勝ち組とされる塾を選ぶ方が無難です。

中小規模の塾であれば、比較的副業も認められているところが多いはず。塾講師は朝の時間帯はガラガラのため、そこで単発の仕事を入れたり、出版の仕事をされたり、ネット関係で個人契約の受注されてきたりと多岐に渡る営業活動を行われている方が多いものです。他業種でも、ワークシェアリング解禁や副業解禁されています。積極的に自らを守る手法を開発していくのもありでしょう。

別の塾に転職する

塾業界は比較的、同業他社へ転職する場合が多いです。その理由は、前の会社と喧嘩別れということもありますが、それ以上にキャリアアップを目指されて転職する場合がほとんどです。年ベースで50万円~100万円アップということもあります。あるいは、大学受験や中学受験の教務スペシャリストとして特化されて年収1000万以上というケースもあります。ご自身の適正と、お好みでスペシャリストの道とゼネラリストの道を模索されてみてはいかがでしょうか。

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