【修正中】塾講師初心者におすすめ|研修制度が整っている塾って?

塾講師 研修 【アルバイト塾講師】

研修制度が整っているかどうかは、実際に塾に入ってみないと分かりづらい所があります。では、どういう塾なら研修がしっかりしているのでしょうか。それは、大きく3つの視点から考えられそうです。

塾講師初心者向け|研修が充実している塾の傾向

一:大手塾は組織分化が進んでいる

一つ目のポイントは、個人塾や町塾、家族経営塾よりも大手塾を選んだ方が良いです。

大手塾になればなるほど、組織が構造的に分化しています。事業体として各教室やエリア分けなどがなされており、それぞれの役割や責任が明確です。そして、バックオフィスに人財系の開発部門や育成部門が設置されています。つまり、初期研修は入社前段階でそこでなされます。

もし、個人塾や町塾などになると人事部が設置されていません(教室が1~10未満で設置の必要性も無ければ作る余力もないので)。そのため、OJT(On the Job Training:座学ではなく仕事をしながら覚える育成手法)という手法になります。意図のある効率的なOJTは少なくありませんが、こういった中小・零細塾になってくるとOJTという名の放置や余力無しで育成できないというケースが少なくありません。

大手になれば、人事部や育成部が人材開発自体に責任を負いますので、先生方が一定レベルにならなければ人事部の方々の給料やボーナスに響いてきます。そのため、塾講師をこれから始める初心者の先生方にとっては極めて重要なメンターでありトレーナーでありフィロソファーになってくれます。

中には、自分なんかが大手に出願してもいいものか?と引っ込み思案になってしまう方もいらっしゃいます。ですが、そういう方ほどしっかりと大手に行った方が良いです。人事部がサポートしてくれることのほかにも、大手になれば同僚が増えます。そのため、話が合わない方も増えるかもしれませんが、合う方も多くなります。また、同僚との人間関係に悩んだとしても勤務地変更がしやすいためです。中小・零細は逆にうまく行けば天国になりますが、逆のパターンは無間地獄です。

二:均一サービスの提供で標準化を志向している

次のポイントは、均一サービスを志向していることで、先生がたに授業の仕方に一定の方向性やコツなどを伝授していることで標準化していることです。

これはやっぱり大手塾になるケースが多いですが、中小・零細でも職人のような先生がやっている場合は、この辺りはしっかりしています。

また、大手塾でもしっかり整えているところとそうでないところもあります。教育理念を掲げている、研修に自信があります、といった文言がホームページに書いてあるかどうかで見極められると思います。ただ、実際のところは入ってみないと分からないので、良さそうな塾を2~3個見つけたら全ての塾に面接に行き相対的に決めてみるのがいいと思います。

一般的に、大手塾は場所・人材が違っても大きくサービスが異ならないように標準的に高いレベルで均質のサービスを提供する必要性があるのです。もし、同じ塾であそこの校舎は相当いいけどこっちの校舎はメチャメチャ悪いという評判が生まれたとしましょう。その際、どちらの噂が口コミで流れやすいでしょうか。それは、悪い噂の方です。

なぜかは分かりませんが、良い噂はそれ程流れないのに、悪い噂は一瞬で本当に瞬く間に流れてしまいます。そのため、ちょっとした悪い噂のせいで明日から閑古鳥の鳴く塾へと早代わりしてしまう塾というのは、今までに何個も見てきました。塾経営とはかくも難しきものかなと移ろいゆく流れを見てきました。そのため、大手塾は高いレベルで均質的なサービス・授業を行えるようにしなければならないのです。

中小・零細塾になれば、その道10年以上のプロが独立して作っているところも少なくありません。そういった所であれば、その方の教育哲学を反映した形での塾経営がなされています。そういった場合は、塾長や経営者からじっくりと研修を受けられるケースが多いです。

三:コース分けが適切でレベル設定にバラツキが少ない

三つめは、お客様である生徒さんの学力レベルにバラツキが少ないことです。

これはどちらかというと集団授業向けの話になってしまいますが、個別指導でも当てはまります。一口に生徒さんと言ったとしても、学力レベルがまちまちです。たとえば、地域の進学校の中でもTop高や東大・医学部などを志望している生徒さんたちと、中堅以下の高校・大学・中学校などを志向している生徒さんで前提条件が違ってきます。

普段からの家庭での学習状況・保護者との関係性・やりたいこと・趣味にかける時間・友人関係など、すべてが異なってきます。学力レベルが似ているところにあると、そういったバックグラウンドが似ており、そもそもの目的意識が似てきます。そうなると言っていいこと・悪いこと、教育方針などを統一していくことができるのです。

私自身、大学受験で最難関を指導するケースが多かったのですが、そうなると保護者様が大手企業の部長様やお医者様、司業の先生、サラリーマンだとしても高給取りなどそういう方が多かったです。一方、中堅以下とされる学校の志向の方や、取り合えず進学できれば良いとお考えの方は上記のような背景でないケースが多かったです。

また、生徒さん自身も私立進学校に行っていると、学生時代からプログラミングで自分で生計を立てている方や、将来設計がなされていたりします。また、趣味も似ていたりするんですよね。

このように生徒さんのレベルが一緒だと授業レベルの設定がしやすく、事前準備の幅を制限していくことができます。たとえば英語で受動態を教えるにしても、<be> + Vp.pを延々と公式的に演習させなければならないのか、それとも受動態を含んだ複文構造を和訳させたり、英作文させたり、主格・対格を反転させた内容一致問題の不一致選択肢の解説をしたりと、やるべきことが大きく異なります。

集団授業では、前提知識が違いすぎると授業の非効率性が生まれます。個別指導では、1:2で授業するとしても、レベルが違いすぎると事前準備が大変になります。このように、コース分けやレベル別クラス設定というのは見逃せないポイントです。

塾講師初心者向け|研修されるべき事項群

塾講師のキャリアをスタートしていくにあたって、学ばなければならない点はたくさんあります。学生時代と違って単に答えを作れればいいわけではありません。生徒さんたちが自力で答えを作れるような道筋を作ってあげなければなりません。

そのために必要とされることはどのようなことが有るでしょうか?

授業中の話し方

学校の先生や塾の先生でも、妙に眠くなる先生っていませんでしたか?

ちゃんと聞けば、授業の説明や解説は素晴らしいのですが、ついついウトウトしてしまうような話し方をする先生です。

そういった先生には、話す際の抑揚とスピード、語尾の使い方が不適切だったりするのです。

人間、淡々としている状況は落ち着く半面、落ち着きすぎるようになってしまうケースがあります。授業には集中力が必要なので、生徒さんの集中力を引き付ける必要があります。

抑揚とスピード、語尾を気を付けるだけでいきなりそれは変わります。

抑揚のイメージは音階です。ドレミファソラシドを音程付けて言ってみてください。これを変えると変化が見えてくるはずです。日本語は平たんに発音することが多く、淡々としがちです。言語として、音程を意識しない言語であるため、日本語話者はイントネーションや抑揚といったところに意識があまり向きません。

中国語や英語などは、強く発音するところとそうでないところなどが明確です。授業中は、恥ずかしくても抑揚をつけて話すようにしてみましょう。

練習方法は、ご自身の話し方をテープレコーダやICレコーダー、デジタルカメラなどで記録したものを聞けると一番良いです。ですが、恥ずかしいようであれば5分だけ積極的に研修官に話し方だけでも聞いてもらいましょう。「先生!5分だけ私の話し方に抑揚があるかどうか、集中力を引き付けられるかどうかをチェックしてください!」といった形で話しかけてみましょう。「嫌です」という人はまずいません。

それもちょっと恥ずかしいな、という場合は、お風呂場で5分だけ練習しましょう。お風呂に入ると歌ってしまうことあると思いますが、その代わりに、「さぁ、これから授業を始めるよ!」と一言抑揚をつけて話す練習をしてみましょう。普段歌っている時の音程で試してみてください。

発問・質問の仕方

集団授業でも個別指導授業でも一方通行になりがちです。つまり受動的になってしまうのです。そのため、眠くなったり集中力が切れてしまうケースが多いです。これをケアするためにも相手が話せるようなタイミングを適切に設定することで、能動的な部分を作っていく必要があります。

最終的にはこれはセンスになってしまうこともあります。少なければ相手は眠くなりますし、多すぎれば自由になりすぎて動物園になってしまったり、タイムマネージメントに失敗して授業が終わらなかったりします。

ですが、事前にざっくり数を決めておき、どんなタイミングで発問・質問すればよいかを設定しておけば最低限以上のレベルはクリアできます。

発問・質問するタイミングはいくつかあります。

たとえば、結論を言う時に相手に「~~~~ということになります。だ~か~ら~、○○君、どういうことになるの?」と聞いてみましょう。逆に、結論を先生ご自身が仰って、「~~~ということになるよね。つまり、これは何でなの?○○さん」といって聞いてみても良いでしょう。他にも、「このパターンになるのはほかにどんなのがあるの?○○さん」という形もあります。

  • 結論を言わせる
  • 結論の理由を言わせる
  • 過程を言わせる
  • 類似パターンを言わせる
  • 具体例を言わせる
  • まとめさせる
  • Yes/Noで答えさせる

などがあります。

褒め方

基本的には、本気で褒められて嬉しくない人はいません。

褒めるべき時に褒めるべきことを最高の形で褒めてあげましょう。

褒めるべきポイントは、以下の通りです。

  • 結果が良いとき
  • 過程・行動・思考が良いとき
  • 存在してくれているとき

怒るではなく叱り方

感情的に相手を叱責することが怒るです。一方で、叱るというのは感情ではなく客観的に窘めたいときに使う言葉です。塾講師は、感情表現は使いますが感情に任せてはいけません。

塾講師に求められていることは、生徒さんの学力結果の改善であり、学習過程の改善です。あくまでも、生徒さんが良い方向に変わっていくことが求められています。

そのため、言っても聞かない生徒さんには行動改善を掛けなければなりません。その時には、怒るのではなく叱る必要があります。

叱るための方法としては、論理的に話す方法と感情的に話す方法がありますが、1回目は論理的に話していきましょう。「ーーということがあるけれど、○○くんはどう思う?」「それは何で?」「これからどうしていく?」という風に方向性を作ってあげましょう。

一方で、変わらなければ、感情的に伝えていきましょう。ただし、相手の人格を否定するのではなく、「俺は○○君に――という風になってほしいんだ!」という形で相手のことを思っているからこそ、今このように叱っているという論理で進めましょう。

授業の組み立て方

基本の流れは、その日達成するべきゴールラインを明示しましょう。向かっていきたい方向が見えないと、そもそも何の解説が始まろうとしているのかが生徒さんには見えません。

たとえば、中学校2年生の英語であれば、canの使い方の解説があります。

canを使った項目にはどんなことが出てくるでしょうか。

  • can ・・・ 「~できる」を訳せるようにする
  • can ・・・ 動詞の前に置く
  • canを使った否定文
  • canを使ったYes / No 疑問文
  • canを使った疑問詞付きの疑問文
  • <be> able to Vの形での代用
  • can の過去形は<be> able to Vで作る

ざっくり見てもこのくらいがあります。細かいところに入り込んでいけばいくらでも行けますよね。could や場合によっては仮定法との絡みやcanの推定の用法などなど。

中学校2年であれば、そこまで深く入り込まないケースが多いですが、canを動詞の前に置くということだけでも大きな論点になります。「そもそも動詞って何??」という疑問が発生するからです。

このため、まずは課題を設定します。

その次に、前提知識の概要を説明します。

そのあと、いくつか演習を付けていきましょう。

そして、補足事項を随時入れていきましょう。

最後にまとめてください。

できれば、生徒さんに少しでも「説明させる」機会を作って理解力を図るとともに能動性を得られるように図っていきましょう。説明出来たらめちゃくちゃ褒める。説明できなくても説明しようとしたことをめちゃくちゃ褒める。説明しようとしなければ(できなければ)、説明しようとするための思考をしたことを褒める。

生徒さんが頑張ろうとしている姿勢をしっかりと褒めてあげてください。

授業のレベル設定

塾でコース分けが適切になされているケースは、それに合わせていけば良いです。ですが、クラスの中でレベルがほぼ同じ成績ということはありません。

実際には、ある程度ばらつきます。場合によってはかなりのバラツキになります。基本的には、中堅よりもちょっと上に合わせて授業をします。

事前に、生徒さんの成績表を確認しながら合わせていきましょう。

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塾講師として塾に通う先生の立場から見ると、どのタイプの塾がいいかと言われるとそれぞれのメリットが違うので一概には申し上げられません。
しかし、授業の構成自体で求められるスキルは集団授業のほうが間違いなく高いです。ご自身の志向と適正から判断なされるのが良いかと思います。

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